2018-08-23更新

ワンストップトラブルシューティングが問題の解決を早める

複雑化する情報通信設備

社内の情報通信設備に問題が発生した場合、どの業者に依頼すればいいのかわからなかったり、業者間で責任の投げ合いをされて困った事はありませんか。情報通信設備は日々進化し、複数の情報通信設備が絡み合う様になったため、いざ問題が発生すると問題解決までにずっと時間がかかるようになりました。ではその時間を短縮するにはどうすればいいでしょうか。

分野ごとに業者が分かれると復旧時間と費用の負担が多い

情報通信設備は複数の分野が連携します。連携部分に障害が発生すると復旧に時間かかるだけでなく、どの業者の担当区分かがわからないためどこに依頼をすればわからなく困ってしまいます。業者の側でも人を派遣するのに費用がかかりますので、保守契約をしていたり他の部分でまかなう事ができなければ、無料という訳にはいきません。

図1 互いに連携している情報通信設備_重なり合う部分が連携部分

ここで「IP電話がつながりにくくなった」という障害が発生したとします。今回の原因はIP電話機器とLANケーブルのコネクター部分との相性がもともと悪く、経年劣化により差し込みがあまくなったからですが、それは発見するまでわかりません。
 図2は関係分野の担当業者が確認した場合の障害対応への所見です。ここからIP電話機器に問題があるように思えます。しかし実際の原因は別の所にありますので回復はしてません。

図2 各業者の障害対応の所見_これだけでは原因が特定できない

図3は障害解決までの流れになります。図2では電話設備業者・電話回線提供会社も含めましたが、実際はIP電話機器を調べてもらった時にこの部分に問題がない事がわかっていますので省かれています。

図3 複数の業者が携わる時の障害復旧の流れ

この流れですと合計5回業者に点検依頼をしますので、復旧までの時間も点検費用もかなりかかってしまいます。これは1つの業者であっても分野ごとに部門が分かれている場合はあまり違いがありません。

一人が複数分野に対応できる業者なら復旧時間も費用も安く済む

では一人が複数分野に対応できる場合はどうでしょうか。複合専門家の欄と重複しますが、対応できる複数分野の連携部分・接続部分での対応に優れていてノウハウもありますので連携部分・接続部分での障害発見が早いです。今回の件では図4の様な所見が1回で出てくると思います。

図4 一人が複数分野に対応できる業者の所見_一度で原因が特定できる

そのため問題解決は図5のように1回あるいは少ない回数の訪問で済みますので、復旧までの時間が大幅に短縮します。

図5 一人が複数分野に対応できる業者の障害復旧の流れ

ワンストップトラブルシューティングが特に活きるのは電話回線(インターネット回線含む)・電話配線・LAN配線・ネットワーク設備の4分野です。それはこの4分野が他の分野をつなげる部分だからです。

LANがおかしいという依頼を受けて「LAN配線業者」としてお客様の所へ点検にお伺いする事があります。普通の業者であれば配線だけ確認して終わりですが、私の場合は許可を頂いてお客様のパソコンでPing試験をしたりルーターの設定を確認したりします。そのためLANケーブルの点検だけですと発見できない原因も他の部分で発見できます。

簡単なルーターですとお客様が自分で設定しているケースが多く、何かあった場合のお客様での対応ができません。そのためトータルで点検するとお客様にとても喜ばれます。

御依頼は1分野から大歓迎します

「ネットワーク回線周りだけ見て欲しい」「電話設備はこちらの業者で」という場合でも歓迎です。弊社が保守する部分と関連する部分で障害が発生しましたら、他の分野の業者と連携を取り責任を持って解決を致します。問題解決を早める為の様々な提案、回線・ネットワーク設備の見直し、扱いやすい配線の方法等、をご紹介します。

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